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このお米は本来、腎臓患者向けに開発されたお米です。
『低タンパク米』とも言いますが、通常は『低グルテリン米』と呼ばれます。
これは体内で消化されやすく腎臓に負担をかけるタンパク質『グルテリン』が、少ないことに由来しています。
国内でも人工透析を余儀なくされている腎不全患者は30万人を超え、毎年約1万人ずつ増えているそうです。この人工透析療法に入ると4〜5時間もかかる透析を、週に3回も受けなければなりません。これは患者の身体的負担が大きいだけでなく、仕事や生活にも大きな制限を強いられることになります。
食事療法では、人工的な加工処理で、タンパク質を低減したレトルトパック米飯などが用いられてきましたが、値段が高く美味しくないという事で、低タンパク米の開発が始まりました。
そしてまず開発された低タンパク米が『春陽』と『LGC1』。病態食として期待大でしたが、食味の評価はいまひとつでした。
そこで新たに開発されたのが『LGCソフト』です。
『LGCソフト』の『LGC』は。Low Gluterin Con-tent=グルテリンが少ないこと、『ソフト』は柔らかく粘って美味しいことから命名されました。
さてこれらの『低タンパク米』の開発に携わった独立行政法人農業・生物系と特定産業技術研究機構は、農林水産省が全面的にバックアップしていました。ところが平成14年、新たに制定された『健康増進法』の基準に合わないとのことで厚生労働省が、『低タンパク米』、『腎臓病患者向け』といった表記を厳格に規制するという事態が起こりました。
皮肉なことに、農水省が腎臓病患者向けに開発したものを厚生労働省が却下したという形になってしまいました。
しかしながら、越中屋では
“おいしいお米を食べながら
安全に(遺伝子の組み換えとかではなく)、
何かしらの付加価値が取れたら良いよネ”
そんな想いからこの「LGCソフト」を取り扱っております。
興味がある方は、1kgから精米しますので是非一度ご賞味くださいませ。
食感は、なんとあのミルキークィーンよりも、さらにモチモチ感があるのです。
ただし『LGCソフト』は、消化しやすいタンパク質が、普通のお米と比べて3分の1程度少ないということで、腎臓疾患の予防や治癒効果があるというものではありませんので、病態食としてお考えの方は、必ず専門の医師、および栄養士さんに、よく相談してみて下さい。 |
収穫後から冬に続けてきた土づくりを終えた田圃に水を張って、丁寧に田お越しを行い田植えに準備が始まります。 田の隅々まで土をならして、稲の生育にバラつきが出ないように気を配りながら行います。水温む時期の大切な作業です |
春を迎え筑波山が笑う季節に種籾を発芽させて苗づくりの準備を始めます。育苗に必要な苗床づくりには」、私たちならではの独自の工夫を重ねた取り組みがあり、自信の持てる美味しい米づくりには必要不可欠なものだと考えています。 |
育苗用ハウスの中に設けた苗床に水を張って発育させるプール育苗を行っています。水を張り発育に必要な環境を安定させる一方で、苗床当たりの発育本数を通常の3分の1にに抑え、強い苗を育成しています。苗床の間の蛙も気持ちよさそうです。 |
田の水鏡の筑波山を追うように田植えが行われます。丈夫で良い稲づくりに必要な風通しの良い、太陽の光が十分に与えられる環境を確保します。苗と苗の間隔を広く取り坪当たり37株を基本に苗を植えていきます。角地などの田植えは手作業で行います。 |
時期を見て田に沖縄産「雪塩」や国産蜂蜜を散布します。美味しい米づくりを追求する中で、ミネラル豊かな天然塩や光合成促進が期待できる蜂蜜などが、米の旨味向上につながると考え実施しているほか]、農場ならではの様々な取り組みを続けています。 |
稲の生育を妨げる稗や草などが、どうしても田に生えてしまいます。除草剤に頼らない米づくりのために、米糠を散布して稲以外の成長を抑えて稲の生育を守ります。それだけでは不十分なので圃場を巡回して、手作業で一本一本取り除きます。 |
ようやく秋風が立ち始める残暑な中で、待ちに待った刈り取りが始まります。農場のスタッフ全員の笑顔が輝く時です。私たちの田には虫や小動物も共生しているので、この時期には鷲なども飛来します。美しく輝く農場との出会いは素晴らしいものです。 |
¥594-(税込)
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